『井の中の蛙』
『井の中の蛙大海を知らず、されど空の蒼さを知る』
文献を見ると
井戸の中の蛙は広い海があることを知らないが
井戸から見える空の蒼さなど.井戸の中の世界に長くいたからこそ見えるものを知っている.という意味です。
「井の中の蛙大海を知らず」とは、「見識が狭い」「狭い世界のことしか知らない」というネガティブな意味にも使われますが
「されど空の蒼さを知る」という続きが加わることで、「狭い世界にいるからこそ、その世界の深いところや細かいところをよく知っている」というポジティブな意味になります。
との事。
自分にとっての『井の中の蛙』とは何だろうと考えます。
自分という蛙も介護という井戸の中にいる経験の学びがあると解釈すればその先に見えてくるものもあるのではないかと救われます。
井の中からかいま見る太陽に救いを見出しているように
井戸から出た時に.初めて自分が井戸の中にいたことも認識し、井戸にいた時とは比べようもない程の空の蒼さや広さを尊く感じられるのではないか.
もしかしたら青い空の色も違って見えるかもしれない..と
そこに希望を感じます。
井の中の蛙は
太陽の日差しに憧れて
よじ登るには簡単ではないその壁に
何度も滑り落ちながらも頭上の光を希望としてまた登るか否か。
井戸の外の違う環境で本当に生きれるかわからないリスクもあり外へ出てみなければわからないのに。
自分に置き換えれば
知らない空の青さや広さも見てみたい、
所詮この壁は自分にはのぼれないのだと諦める事はしたくない、と思うのは
まだ脚力のある今だからかもしれません。
でも逆にその欲が無くなった時が
私の『井の中の蛙』なのかもしれないとも思います。
足るを知るというか..
空を見てきれいだなぁ.と思う気持ちだけで欲なく暮らせることが。。
きれいだなぁ.と思っているうちが花なのかも知れないと。
なんだか理屈っぽくなりましたが
前記事の『日本列島型の雲』に類似する内容だったなぁと思います。
🍀今日も充分な恵みに感謝します。
コバルト