夫を在宅介護する妻の心の気づきブログ

脳疾患の後遺症で要介護4になった夫を在宅介護する妻の心の気づきブログ

個人の本質は。


私の知り合いのお母さん(認知で家族に介護されている)は
お元気な時から穏やかな方で、
認知症になってからもそれは変わらず、


世話してくれる全ての人に
『どこのどなたさんか知りませんがありがとうございます』と常に言うような人で、
介護者の方が癒されていた。
認知症になろうが その人の本質は変わらないのかなぁとも思う姿で。。



そう考えると
我が夫の 愚痴.泣き言.不平.不満.クレーマー.の性格も変わらないとしたら厄介だなぁと思っていたけれど。
うちの夫はまだ認知でないから比較できないですが
今は違った意味で静かになっています。 
喉の麻痺で、クレーマーも健在ならず。
それもまたかわいそうになります。
 


2020.3月に2度目の脳出血から2年、
今の身体の状態に
この先の人生の全てまでに
夫は悲観しています。


私が夫と同じ身体になったらそう言えるかはわかりませんが、
私自身もこの在宅介護の1年8か月の間、
自分の心身と葛藤し、
どれだけ自分の心や身体が抵抗しても
 どうにもならない事はことは諦める(受け入れる)しかなない、と学びました。


その上で、
それよりかは
もっと楽しみたいと、、
こうなったなりの楽しみを。


生きている間(余生)を
楽しむなら.楽しみたいなら 開き直って、
出来る事を考えて生きなければ 嘆いて生きるのは嫌だし生きていけないと思う(私は,ですが)
夫はどうかわからない。
まだまだ嘆きたいかもしれない。


いくらでも嘆きは聞くし出来ることはしてあげたいと思う良心から
それに面と向かって付き合ってきて私が鬱になっちゃったので
私なりに学ぶなら、私自身が回避する方法を見出さなくてはと思います。



もうお互い 相当頑張って来ているし、
お互いにいつまで生きるかわからないのだから
夫と楽しめることを優先したいと思うものの
夫からすると
この身体で何をやっても楽しくないという回路になっていますが。



運動は嫌いじゃないし
リハは命綱だから楽しくなくてもする、というリハの方針は決まっているのは良しとしても。


心の方針は身体次第になっているから、
一喜一憂してしまうし。。
私も一緒に右往左往したりして。


まぁ でも、、
一緒にいて右往左往すること自体が素晴らしい事なんじゃないかなぁ.とも思います。


こんな事を言えること自体、
私も余裕が出たのかもしれません。



介護すること自体に楽しみを持たせることに
期待するのは難しい自分がいるけれど、


その知り合いのお母さんと介護しているお子さんとの関係や
私と夫の夫婦関係を比べることなく
うちはうちの楽しめる日常を見つけたいと思いながらずっといます。



相手(夫)を変えることは出来ないし
夫の望む医療やリハも叶えてあげたいと思う反面、
私が決めていいならこうしたい、と思う方針が実現可能ならどんなに楽かな.. とはいつも思いながらも
夫が望む事を優先している以上はそんな事考えたって仕方ない事だけど。
なんにしてももう少し楽しい日常生活がおくりたいと思う毎日です。
笑顔の無い夫を笑顔にしてあげることは
私も楽になるので。。



心の問題のキッカケは
どこにあるかはわかりません。


身体はもちろん
心の問題も、
人から言われて すぐさまどうにかなる事ではないから、
まだまだ時間が必要です。、ということを私も念頭に置いています。
焦ると結局、自分(私)に返ってきちゃうので..



これが今のうちの介護状況ですが。。


介護者の方々 皆さんも同じような思いをかかえていらっしゃるのかなぁ..と
又、他の方のブログを見ています。

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