夫を在宅介護する妻の心の気づきブログ

脳疾患の後遺症で要介護4になった夫を在宅介護する妻の心の気づきブログ

今日一日が無事であることの安らぎ



今日も一日
怪我もせず
病気にもならず、
無事過ごせた事。


その事が奇跡のようなことなのだと..思うこの頃です。
一人で介護する身の私にとっては自分が指ひとつ怪我しても不自由を感じますから最近毎日 しみじみ有り難さを感じる日々です。



自分の原因不明の24Hの痛みの辛さから
一つの痛みで生活全てを悲観していたつい最近までとは違い、
今はそれはそれ、これはこれ、と切り離して考えられるようになった事は目覚ましく、何故負担な思いが減ったのだろう.と考えていました。




在宅介護開始より私は
環境に沿ってあるがままに生きるという生き方は出来ませんでした。
仕事をしていたそれまでの環境とは全く異なり専業主婦&要介護者の専属ヘルパーとなり、毎日の家事も自分の感情も、環境になれるのに相当なる時間がかかりました。
それもただ慣れるだけでは事足らず、次から次へと新しいことへの対応も求められます。
要介護者の具合に合わせて一喜一憂でした。



今振り返れば
自分の思い通り出来ない(家事も介護も)事の妥協が惰性となり毎日がストレス過多でした。
何とかして、という
我のかたまりのようだったと思います。



それは
ネバーギブアップの精神が強い私の性格が裏目に出たような思いでした。
自分ごとであれば有効にも働いたとしても
相手あってでのネバーギブアップは相手に合わせてナンボです。。



2021.12月、
在宅介護開始から1年4ヵ月経った時にこのブログを始めて以来.自分達の不遇を嘆き、初めての在宅介護の対応や先の見えない不安に押し潰れっぱなしの状況を書き綴っていたと読み返すと我ながら大変だったなぁ.. と思います。



そんな私が紆余曲折をへて今、
今の夫の状況も
自分の原因不明の痛みも
それに抵抗せずに
良い意味での諦めなのかも知れませんが受け入れられて今の状況に応じて過ごすことができています。


それは
20日間の利用だけでも
利用者の立場に立った有料老人ホームの方々の優しさと親切。
数々の介護サービスを利用してきた中で初めて出会った血の通った介護従事者の方々であり、それによって私が非常に癒されたからかも知れません。  


また、夫がいない間に自由に自分の治療を探したり行けたりと.開放されたからかも知れません。


そして
夫と話し合えるようになった事も大きな要因だと思っています。
もう介護する人.される人でなくなったこと..



今の平穏の中にある余裕が楽な気持ちで家事や介護をさせてくれて今まで出来なかった料理が出来るようになったり、
高齢福祉課へ、ケアマネさんが調達できないならセルフケアプラン(ケアマネなしで自分で作るケアプラン)出来ないかなどの相談をする気持ちさえ起こさせてくれています。


一生懸命やって叶わない結果は
また前を向いて我にならず.努力してみても良いし..
出来る事しか出来ないという事実を受け入れられずもがき苦しんでいた日々とは違う感覚になりました。



今は早く夫を運動系のディサービスに通わせてあげたいので一日も早くケアマネさんが見つかる事を願っています。
個人でするセルフプランは(高齢福祉課さんに聞いたところ)難度が高いそうなので、、。



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