入所・そして退所
3ヶ月半ぶりの投稿になりました。
この間あまりに多くの事がありすぎブログを書く気力もなく毎日が過ぎました。
リアルタイムで書けなかったので思い出しながら書いています。
ーーー長くなりますーーー
時間をかけてやっと探せた『介護付き有料老人ホーム』
私の心身の限界から入所を決めましたが夫の身体の為にリハビリ重視の入所施設を探しました。
ケアマネに紹介してもらった入所紹介サービスの人が提示するのは現実的ではない費用(25〜30万)
我が家は払えてもMAX18万くらいです。
それでも夫の年金は全て持っていかれるので自分の生活費は稼がなければなりません。
なので自力でインターネットで探し出し、電話で詳細を確認したりと件数が多くなると結構な精神的負担でした。
何よりリハビリ重視の施設は極端に件数が少ない事がわかりました。
有ると書いてあってもピンキリです。
そこでやっと予算可能な候補が見つかり問い合わせ、
車で最低でも片道1時間半かかる所でしたが感触がよかったので見学させて頂く事に。
施設も広く清潔で、何より施設長さんの(あれもいいですこれもいいです大丈夫です.との)説明に、ここなら安心して入所できる.この施設長さんになら安心してお任せできると施設長さんに対して相当なる安心感の元に決めました。
私たちが1番希望しているリハビリ重視の内容の施設を見つけられた事で
夫が介護施設に入る事が現実になる事に嬉しさと安堵感が私の中に充満しました。
こんなに安堵感と解放感を味わった事は生まれ初めてではないかと思う程に感じました。
しかし満床で更に二人待ちとの事。
早ければ3ヶ月、遅くとも半年以内には入所できるとの回答に疲れは感じましたが介護の期限が出来たように感じて希望を持てるようになりました。
それから2ヶ月。
予定より早く空きの連絡が来ました。
思いがけず早い連絡に入所な必要なものを急遽取り揃える支度をしました。
ニトリやリサイクルセンターなどを何件か回り.パソコン用デスク.イスをサイズの合う物を探しました。
ニトリではカーテン(レースと遮光を1セットずつ)
冷蔵庫.テレビは電気屋で。
と大きな物は以上で、あとはティッシュペーパーやトイレットペーパー、洗剤.などの消耗品。や細々した生活必需品。
衣服は新しく買うものもあり全てに(パンツや靴下にも)名前を書く。
携帯の容量のプランを無制限に変える(施設にWi-Fiが無い為)
片道1時間半という距離を考えるとすぐには駆けつけられないので抜け漏れのないよう細かいものもチェックしながら支度してゆきました。
かなり疲れる作業でしたが人間は希望に向かってゆく作業というのは何倍にも元気に立ち向かえるものだとこの時実感しました。
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入所してからの日々がこれから書く本題で、
また私にとっての試練の経験となりました。
入所後.翌日に夫より連絡があり
ベットマットが硬く腰が痛くて眠れないとの事。
自分で職員に言えないらしく私からケアマネに言ってほしいと言うのでホームのケアマネさんへ連絡すると
ジェルタイプのマットがあるそうで看護士と相談するとの事。
すぐに連絡が来るかと思いきやその日は連絡は無くその夜も腰が痛いままのマットで眠る夫を思い.ジリジリしながらも連絡を待つ。
翌日も夕方になってもまだ連絡が来ない。
痺れを切らして連絡するとケアマネは留守だそうで電話に出た職員がトンチンカンでラチがあかないので「施設長さんいらっしゃいますか?」と聞くと、
「施設長は今月末で退職で、現在有給消化中です」との返答..
???!!!???
エ?⁉️⁉️
施設長さんが退職されるなんて全く聞いていないですがそれではもう出社しないということですか?
と聞くとそうだとの事。
・・・・・。
一瞬 言葉が出ませんでした。
それ程 施設長さんを頼りにしていました。
2日前の入所当日もそんなそぶり(退社)は全く無かったのに.決まっていたのなら(決まっていたのだから)何故言って下さらなかったのか..
あまりのショックに不信感で一杯になりました。
施設長さんが辞める事が決まっていたのを知っていたならウチの選択肢も変わっていたと思うからです。(このように遠い施設を選ばなかったなど)
急な病気でもなく、いきなり辞めて職員もびっくりしているとの事で謝って下さっていましたがそう言われたらもう何も言えませんでした。
毎日夫とは夜電話で話をしていましたが
その日すぐには夫にはこの事は言えませんでした。
夜になってからマットの件でケアマネより連絡があり、褥瘡の人しか使えないから自宅で用意して持ってきて下さいという事で。。
(マットはシングルを2タイプ用意して持っていきました) 疲れました..
それにしても
入所して4日間ケアマネが夫の部屋に一度も挨拶には来なかったという事。
1週間はリハビリも全くなかった事。
お風呂も放置ぎみに入浴させる職員がいたりと
入所前に施設長さんから聞いていた内容とはあまりにも違う対応にどんどん不信感は募り、このままでは夫は身体能力がどんどん落ちてしまうし身の危険さえあると。。
夫と相談し、入所するとしてもココじゃないと夫婦で決めて結局22日間で自宅に帰って来たのです。。
くたびれもうけみたいになってしまいましたが現実を知った大いなる経験でした。
全ての施設がそうだとは思いませんが施設の中はカオスな状況がある事も確かなのだと身をもって感じた体験でした。
ウチの場合は認知症は無いので毎日メールや携帯電話で家族に伝えられるので対処のしようもありますが.そうでない方を思うと胸が痛む思いです。
28日に宮城県で介護心中がニュース報道され、他人事ではないと感じます。
入所にしても在宅にしてもお金も体力もメンタルも必要なのには変わりないと実感します。