夫を在宅介護する妻の心の気づきブログ

脳疾患の後遺症で要介護4になった夫を在宅介護する妻の心の気づきブログ

父と夫が重なること



今年9月に入所した介護施設を22日間で退所した訳は

入所翌日に来た往診医の勢いづいた診療に、診療最中にパニックを起こし、そこからまた鬱が酷くなったからであるが

そんな状態の夫だからこそ自分が引き受けきれなくなって入所しているのに 早期退所した判断を今.振り返えれば自分の心理が見えてくる。



入所中の夫から「寂しい.地獄.自分など早く死ねばいい」発言を毎日ラインで送ってこられると それにいたたまれなくなり同調してしまう自分がいた。

自分が施設にいる側のように感じて辛くなる感覚だった。

自宅にいて世話がないのは楽なのだけどそれを上回る精神的辛さに耐えきれなかった。



嫌がる家族を施設に入れる辛さや寂しさの根源にあるのは 父が施設に入っていた時の自分の感情から来ている。

私の中で父と夫が重なっている。

帰宅願望の強かった父は2年間、一度も自宅に帰る事なく 亡くなった。

その事を思えば今でも私の胸は苦しくなる。



寂しいと訴えられなければ。少なくとも不満を言われなければ在宅介護に戻す理由は無かったと自分なりには思うが

大なり小なり次の施設でも同じことは起きると仮定すると問題は夫ではなく自分の心をどうするかだと思う。


次に入る予定の所(2月開所)は家から1分だから近い事で行ったり来たりを繰り返しながら少しずつ慣れていく事が出来ると良いと

夫にも自分にも期待をもつ。


夫が入所すれば私のこの病いも軽減するのだろうか..




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