夫を在宅介護する妻の心の気づきブログ

脳疾患の後遺症で要介護4になった夫を在宅介護する妻の心の気づきブログ

再びの入所

2020.3月に夫が2度目の脳出血により要介護4となる。

2020.8/1より自宅介護開始。

夫の定年後に別居を考えていた私にとって苦渋の選択。




妻である私がひとりで自宅介護開始後約2年、

私自身の心身の限界から有料老人ホームへ入所するも施設の信頼を欠く対応によって22日間で退所。


すぐに再入所の検討は出来ずに自宅介護を続けるも 便の不調によりオムツ使用になった事と

私自身の1年半前からの(原因不明)身体の痛みが限界となり在宅開始後ちょうど丸3年、再度の施設入所が決まった。



この3年間の私が1人で対応してきた自宅介護は筆舌に尽くし難い。

別居しようとまで考えていた夫でも.いざ介護が始まれば自分より身体の悪い夫を優先し、様々な工夫や努力の労力の過労からくるストレスからか私の心身がどんどん悲鳴をあげていった。

完全にキャパ超えしていたと思う。



夫の鬱は日増しに良くなるがそれに比例するように私の鬱はどんどん酷くなった。

家から離れられない日々。

コロナと重なり人との付き合いも寸断され、全てが封鎖された状態。


この3年、夫は体調を崩した事は一度もないが(摘便は別)私は原因不明の足裏の腫れで歩けなくなったり、現在は仙骨周りの昼夜を問わない痛みで鎮痛剤も効かない状態でレントゲン.MRI.大腸内視鏡まで検査するも原因がわからない。


今までも波瀾万丈な人生だったが今までの人生の中でこれ程追い詰められた事はない程の試練だった。


介護施設の20万を超える月額費用を捻出する為に常勤で働き出す自分の健康状態は危ぶまれるとしても入所をキッカケに新しい形でやれるところまでやってみようと..

先の心配をしたら先には進めない。


今日はスーパーで夫の好きなお寿司を買った。

入所するまでに少しでも多く好きなものを食べさせてあげたい。

『お父さん.ごめんね』と思いながらお寿司のパックを手に取ると涙が出た。

この先はもう在宅という選択はないと思うと泣けてくる.


入所しても様々な事があるだろうし

夫はまだ65才だからラインで施設の不満事も言ってくるだろう..


私は自分自身の身体の痛みと心も受け止め切れないのに夫の不満や細かな事までは もう1人では受け止められないと今から不安を感じる。

これからは施設のケアマネさんや生活相談員さんに相談できるので在宅とは違う安心感があるのが有り難い。。



強くありたい

昔のように強くありたい..

でももう私はこの3年間でとても弱くなってしまった気がする。

度重なる身体の不調からも今は自分のことで精一杯になってしまった..

これからどこでどうやって生きていったらいいのかビジョンも描けない。


それでもこれからも具合が良くても悪くても一日一日を生きる事だけは自分に誓いたい。

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