夫を在宅介護する妻の心の気づきブログ

脳疾患の後遺症で要介護4になった夫を在宅介護する妻の心の気づきブログ

言葉の偉大さ


今日は訪問リハビリの日でした。


今、来てくださっている方はゆったりとした雰囲気の方で今の我が家に丁度良い方です。



以前利用した訪問リハの方は
一人目の方は リハの話はせずに時間中ずっと世間話ばかりしているので夫が嫌気がして断り、
二人目の方は一生懸命すぎて 夫の出来ない事をさせるので夫がストレスになり断った、という経緯があります。



訪問リハビリを入れるとセットで訪問看護もついてくるのですが、その時に来て頂いていた訪問看護さんは私が断りたい位の事がありました
(今は変更となり安心しています)



その理由はなぜかというと
その時利用していた訪問看護さんはベテランの所長さんだったのですが
『ご主人が1番大変ですから』と言われ。
その時の私は心身ともにキャパ越えしていた時だったから「1番ってなんですか?」と心の中で引っかかって、
そんなふうに言われたら私は一言も言葉が出せないじゃないっ、と益々追い詰められたことがありました。


その日も私が自分がキャパオーバーになっていることを先に話しているのに
そのような言い方に、長年 訪問介護さんしているのにと思う反面、長年やっているからこそ慣れてしまっているのかなと思ったりして
こっちは介護初心者なんだから介護者にも寄り添いながらの発言を考えて欲しい、と心の中で思う私がいて こんな思いを正直にぶちまけられたらどれほど楽だろうと思っていました。
介護者・被介護者、両方の現状を話してそれを受け止めて下さるのが訪問看護さんだと私が勘違いしていたのでしょうか..



今、来てくださっている訪問看護さんが『介護者あってのご主人様ですから』と初日に言ってくださった言葉には私はどんなにか救われ
今、満足して利用させて頂いています。
毎回、奥さんは体調どうですか?と聞いて下さる言葉にも気楽に弱音を吐けています。



もちろん夫のこともとても気にかけてくださり細かくケアしてくださっていて。
これがプロフェッショナルというものではないだろうかと生意気ながら思いながらも どんな仕事でも その人の人となりが出てしまうのかなぁ.と思ったり
それでも前回の訪問介護が所長さんであることを思うと年月や経験はスキルに繋がってないのかと思ったり..


このようなデリケートな事を扱う仕事はどこまで相手の立場になって察して貪欲に観察できるかということが求められるのではないかとも思うし望みたい部分です。



偉そうに書きましたが
介護サービスの様々な方と接するようになり沢山の介護従事者の方と関わり沢山の思いをしてきた中で あえてこの事だけは忘れられない傷ついた経験でした。


たったひと言でも人を追い詰めてしまう程、言葉には力があると思い.自分も極力 言葉使いには注意しようと又、学びました。


今は安心して訪問リハさんにも訪問看護さんにも頼れているので結果オーライになっていますが(^_^)
利用する上での言いにくい小さな不満もケアマネさんに伝えることは自他の向上にも繋がると.(まだまだ言えない事もありますが)今なら冷静にそう思えます。




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